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躁うつ病(躁鬱病)

うつ状態と躁状態が出現する疾患です。躁うつ病に罹患する人は100人に1人ぐらいと言われています。最近では双極性障害、あるいは双極性感情障害とも呼ばれます。

躁うつ病チェック

気分が異常にハイ、または怒りっぽい状態で・・・

  • 自分が偉くなって、何でも出来そうに思う。
  • ほとんど寝なくても調子がいい。
  • しゃべりだしたら止まらない。
  • 考えが次々と浮かんでくる。
  • ちょっとした刺激ですぐに注意がそれる。
  • 思い立ったら即、行動せずにはいられない。
  • お金を使いまくったり、性的に奔放になる。

これらの症状のうち、3~4項目以上あてはまる場合は
躁状態である可能性が高いと考えられます。

治療方法

躁状態は、周囲の人が困っていても、患者さん自身はむしろ「調子がいい」と感じており、問題をなかなか自覚できないため、治療に結びつけにくいことがしばしばあります。
しかし放置すれば、人間関係に傷が付き社会的信用を失うおそれがあるので、早期に治療することが大切です。躁状態は、服薬を中心とした治療により、たいてい2~3ヶ月以内に治まります。

克服のポイント

患者さん自身にとって、うつ状態は非常に辛いものですが、躁状態を自覚するのはなかなか難しいものです。躁状態の兆候は、身近な人たちの方が気付きやすいので、身近な人の意見を謙虚に聞き、早めに対処することが大切です。
躁状態を本人は過小評価し、家族はうつ状態を過小評価する傾向があります。この認識のギャップを埋めるべく、本人・家族ともに病気をよく理解し、受け入れることが必要です。
そして、躁状態やうつ状態の再発を予防するために、薬をきちんと続けて飲むこと、再発につながりやすい生活習慣やストレスを把握し対処法を考えていくことなどが大切です。

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