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統合失調症

思考と知覚の根本的で独特な歪曲、感情の不適切さあるいは鈍麻などの多彩な症状がみられる疾患です。病因については神経伝達物質の一つであるドパミンの作用が中脳辺縁系で過剰になっている、というドパミン仮説が現在のところ有力と考えられています。

統合失調症 チェック

  • 考えていることが筒抜けになっている、外へ漏れてしまう感じがする。
  • 自分の行動を一つ一つ批評するような声が聴こえる。
  • 頭に浮かんだ自分の考えが言葉になって聴こえてくる。
  • 周囲の世界がなんとなく変わった、不気味な感じがする。
  • 誰かから操られたりしている、電波やテレパシーが送られてくる感じがする。
  • 自分のプライバシーが調べられている、知れ渡ってしまう感じがする。

症状

妄想や話の文脈がまとまらなくなるなどの思考傷害、幻聴や体感幻覚などの幻覚、この他、自我障害、感情傷害、意欲・行動の障害などの多彩な症状がみられます。また、一人の患者さんにすべての症状が出るとは限りません。

治療方法

薬物療法を主とし、これを精神療法、心理教育などで補強することが基本となります。
必要に応じて、デイケアや作業療法といったリハビリテーションを行うことで日常生活、社会生活を送る上で必要な能力を補います。

克服のポイント

確実な服薬、規則正しい生活、医療機関への早めの相談

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